「ホームレス中学生」で2時間号泣。コロナ禍こそ読んでほしい1冊
芸人である、麒麟 田村裕さんのホームレス中学生を日本全国の方々に読んでほしい。
心の底からこう思えた書籍に出会えて、今とても不思議な気持ちになっている私。
実は私、田村裕さんのことが苦手でした。
芸人が本を書いて、たまたま売れて、印税だけで食べている人。
そんな失礼なことを思ってしまって
いたのです。ホームレス中学生という題名ですから、
お家を無くした貧しい中学生活を送ったのだと想像できるものですが、なぜか私は嫌悪感しかありませんでした。
きっと本が売れて、成功の人生を歩んでいることが羨ましかったのかもしれません。
田村さんへの僻みですね。情けない。。。
そんな私がなぜ本を読もうと思ったか、それはココナラで読書感想文の依頼がきまして、
『ホームレス中学生』が指定されたからです。
読書感想文を書くお手伝いをします 読書が面倒・感想文を書くのが苦手・時間がない方へ
読む前は『田村さんの本を読むことになっちゃったよ。』なんて思っていたのですが、
読み始めて僅か3分で涙を流している自分がいました・・・！
学校から帰宅すると家が差し押さえられてしまっており、実の父からは急に
『各々がんばって暮らしてください。解散！』と突き放され、父は逃走。
いきなり家をなくし、中学生なので働けず。こんな状況で公園を寝床にする中学生。
います？！
辛かったね。大変だったよね。
生きるか死ぬかの瀬戸際だったよね。
と可哀想な生い立ちに泣いてしまったのですが、何より人の温かさに私自身が触れたような
錯覚を起こして大号泣しました。
田村さんの文章一つ一つにリアル感があり、話の中にグッと惹きこまれるんですよね。
そして周りの方々が親切で、赤の他人を自分の子どものように接してくれる安堵といったらもう
言葉では言い表せないくらいの感動が押し寄せてきます。
今の時代に公園で寝泊まりしている子どもがいたら、即児童相談所に連れて行かれて
施設に入って生活するのだろうと思うのですが、もしかしたらこのコロナ禍で
田村さんのような生活を強いられている子がいるのではないか、と心配になりました。
食べて行けなくなった親子が無理心中で亡くなったニュースを、コロナ禍で多く目にしました。
ニュースになっていない案件も数えきれないくらいあるはずです。
公園で生活はないにせよ、同じレベルの生活をしている子もいるはずです。
外をうろつけばコロナの心配がありますが、家がなければ外にいるしかない。
もし、田村さんのような生活をしていそうな子がいたら、声を掛けて助けてあげてほしい。
もちろん私もできる限りのことをして、助けてあげたいと思っています。
田村さんを支えた多くの心優しい方々のように。
私は2時間ノンストップで泣き続けました。
過去にそんな本に出会ったことはなかったと記憶しています。
あ、田村さんのお姉さんの話では逆に爆笑しました。感動の中にも笑いがあります。
食べて行けるお金があるのに、毎日食べるものがあるのに、
『お金がない』と言うのは絶対に言ってはいけないことだなと改めて感じました。
・何もかも当たり前になってしまい感謝が薄れてしまっている方
・お金がないを口癖にしてしまっている方
・人の優しさを感じたい方
・人生がつまらなくて無気力になってしまっている方
この素敵な本を、1人でも多くの方に読んでもらって感動してほしい。何か感じ取ってほしい。
そう切に願っています。
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